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【ニュースの深層】「野沢菜」を食べる長野県民が「長寿」で「いぶりがっこ」が好きな秋田県民が「短命」のワケ

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「野沢菜」を食べる長野県民が「長寿」で「いぶりがっこ」が好きな秋田県民が「短命」のワケ

 さらに、戦後の復興期には、佐久市にある佐久総合病院による農村医療が、医師の若月俊一氏(1910-2006)年の指導のもとに始まり、演劇を使った健康教育などで県民に浸透した。また須坂(すざか)市を起源とした健康ボランティア「保健補導員」による、脳卒中予防ための食事の塩分調整指導や、冬季の室温調査などの取り組みも広がった。

 住民に寄り添った形での健康推進、病気予防運動の成果で、喫煙率は男性が全国44位(2010年)である一方、野菜摂取量は女性で全国1位(同)となる。秋田との違いについて、県健康増進課の担当者は「長野は山間地で平野が狭く、まじめで地道に生きる県民性がある。いっぽう秋田は平野が多く米は豊富にとれる。その分、刹那的に短く太く生きる県民性があるのでは」と分析していた。

(秋田支局長 藤澤志穂子)

 【年齢調整死亡率】都道府県ごとの死亡率を比較しやすくするために、基準人口に合わせた年齢構成で計算し直した割合。高齢者が多い地方の県の死亡率が高く出てしまう傾向を除く手法で、昭和60年の国全体の年齢構成を基準にしている。

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