産経ニュース

【ニュースの深層】「野沢菜」を食べる長野県民が「長寿」で「いぶりがっこ」が好きな秋田県民が「短命」のワケ

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【ニュースの深層】
「野沢菜」を食べる長野県民が「長寿」で「いぶりがっこ」が好きな秋田県民が「短命」のワケ

 秋田でがん死亡率が高い理由を、秋田大医学部附属病院の羽渕友則院長は、「過疎化と高齢化に加え喫煙や飲酒、塩分摂取量の多さなど食生活の問題で予防ができていない。がんの生存率も低く、医療機関の検診レベルにばらつきがあり早期発見につながらないことや、過疎化で病院に通いにくい人が多いことも理由の一つ」とみる。

 秋田大のまとめによると、秋田県の成人喫煙率(2013年)は男性38・2%で全国5位、女性10・6%で全国14位だ。日本酒消費量は年間8リットルで2位(2012年)。こうした背景が肺がんや食道がん、胃がんなどの罹患率を上げている。さらに「深酒した翌朝は自己嫌悪に陥り自殺しやすい傾向がある」(羽渕院長)飲酒癖も、自殺率を引き上げてもいるようだ。

 では、長野県はどうか。県が2015年3月にまとめた報告書によると、記録の残る1920年代から、健康寿命が全国平均をはるかに上回る歴史がある。大正時代から昭和時代の初期に蔓延(まんえん)した乳児死亡率や結核死亡率が低かったのだ。

 長野県の食生活は自家栽培の主食や野菜、さなぎやイナゴ、川魚、鯉からヤギなどの動物性タンパク質、みそ・しょうゆ、豆腐など大豆といったさまざまな食材を食べていた。就学率も高く、そうした「栄養のある食材を食べる知識と工夫が功を奏した」(羽渕院長)という。

続きを読む

このニュースの写真

  • 「野沢菜」を食べる長野県民が「長寿」で「いぶりがっこ」が好きな秋田県民が「短命」のワケ
  • 「野沢菜」を食べる長野県民が「長寿」で「いぶりがっこ」が好きな秋田県民が「短命」のワケ
  • 「野沢菜」を食べる長野県民が「長寿」で「いぶりがっこ」が好きな秋田県民が「短命」のワケ
  • 「野沢菜」を食べる長野県民が「長寿」で「いぶりがっこ」が好きな秋田県民が「短命」のワケ

「ニュース」のランキング