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【めぐみへの手紙】あなたの大好きな日本の夏 普通の日々が幸せでした 横田滋さん、早紀江さん

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【めぐみへの手紙】
あなたの大好きな日本の夏 普通の日々が幸せでした 横田滋さん、早紀江さん

両親の横田滋さん(左端)、早紀江さん(右端)や双子の弟、拓也さん、哲也さんと写真に収まっためぐみさん(中央)=昭和49年ごろ、広島市内(提供写真) 両親の横田滋さん(左端)、早紀江さん(右端)や双子の弟、拓也さん、哲也さんと写真に収まっためぐみさん(中央)=昭和49年ごろ、広島市内(提供写真)

 「親として何か間違っていたのか…」。お父さんとお母さんは自問自答を繰り返しました。母親として力足らずだった。父親としてもう少し厳しくした方がよかった。理由が分からなかったから泣いて、苦しみ抜いて、死ぬことさえも考えました。何も見えないつらい20年間の後、めぐみちゃんが工作員に拉致され、北朝鮮にいることが分かり、本当にびっくりしました。

 たくさんの日本の若者たちが国家犯罪で連れ去られているなど、思ったこともありませんでしたが、生きていてくれたんだと、どれほどうれしく、家族で喜びあったことでしょうか。でも、すぐに会えると喜んだのにさらに20年がたってしまいました。お父さんとお母さんは年を取り、時間がありません。せめて、一言でも言葉を交わしたい。

もう一度、シチューを食べさせてあげたい

 お母さんは一つ、かなえたい夢があります。めぐみちゃんがいなくなった昭和52年11月15日。あの日、夕飯の支度をしながら、バドミントンの部活を終えたあなたが学校から帰宅するのを待っていました。

 ホワイトシチューに、魚を焼きながら「もう一品、何か作らないと」と準備していたとき、めぐみちゃんが行方不明になったことに気付きました。闇夜の中で「めぐみちゃん」と数え切れないほど叫び、必死に捜し回りました。あれから40年になります。

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