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【外交・安保取材の現場から】トランプ大統領は「バイ」がお好き? G7で見せた異常行動と注目のG20

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【外交・安保取材の現場から】
トランプ大統領は「バイ」がお好き? G7で見せた異常行動と注目のG20

G7サミット関連行事での記念撮影を前に身だしなみを整えるトランプ米大統領(右から2人目)=5月26日、イタリア南部シチリア島タオルミナ(AP) G7サミット関連行事での記念撮影を前に身だしなみを整えるトランプ米大統領(右から2人目)=5月26日、イタリア南部シチリア島タオルミナ(AP)

 中国の経済的、軍事的台頭により、少なくともアジア太平洋地域は1極構造ではないとの見方もある。しかし、米ジョージタウン大のビクター・チャ教授は昨夏出版した『パワープレイ』で、米中両国ともに多国間枠組みではなく、2国間のいわゆる「バイ」の枠組みを重視すると分析する。

 チャ氏は、大国による「バイ重視」の背景として、(1)2国間枠組みであれば自国のパワーを最大現活用できる(2)自国の衰退に備えるためには多国間の投票に将来を委ねるべきではない(3)他国を支配しながら自国の優越的地位を正当化できる(4)2国間枠組みが有利だという大国の戦略的信念-の4つを挙げている。

 それでもオバマ前米政権は多国間枠組みを重視した。TPPを主導したのも、国内の反対を押し切って地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」合意に踏み切ったのもオバマ前大統領だった。米国の「マルチ嫌い」は決して宿命付けられたものではなく、大統領個人の思想が米国の外交政策を左右しうる。だからこそ、日本政府はトランプ氏が新顔として出席するタオルミナ・サミットを重視した。

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