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【外交・安保取材の現場から】トランプ大統領は「バイ」がお好き? G7で見せた異常行動と注目のG20

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【外交・安保取材の現場から】
トランプ大統領は「バイ」がお好き? G7で見せた異常行動と注目のG20

G7サミット関連行事での記念撮影を前に身だしなみを整えるトランプ米大統領(右から2人目)=5月26日、イタリア南部シチリア島タオルミナ(AP) G7サミット関連行事での記念撮影を前に身だしなみを整えるトランプ米大統領(右から2人目)=5月26日、イタリア南部シチリア島タオルミナ(AP)

 とはいえ、トランプ氏の「マルチ嫌い」は、個人的好みの問題だけに帰することはできない。米ソ両国が対峙した冷戦が終わり、米国が唯一の超大国として残る「1極構造」になったことも、トランプ政権の「マルチ嫌い」を助長している。

 米国際政治学会では、1極構造下の超大国は多国間機構のルールに従う動機が低下するとの見方がある。米ソ2極構造とは異なり、より多くの国を味方に付けてライバル国に対抗する必要に迫られないからだ。多国間枠組みでは、中級国家が結束して米国の行動の自由を縛ろうとする懸念もある。

 冷戦後の1極構造の安定性を説く米ダートマス大のウィリアム・ウォルフォース教授らは、2009年1月に専門誌『ワールド・ポリティックス』に投稿した論文で「弱い国家は1極国家を制約したり動きを封じるため、1極国家に機構への参加を求めるであろう」と指摘する。日本や欧州諸国の立場で考えれば、力の差が歴然としている米国との2国間(バイラテラル)交渉は不利な妥協を強いられる恐れがあり、多国間交渉の方が望ましい。

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