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【外交・安保取材の現場から】トランプ大統領は「バイ」がお好き? G7で見せた異常行動と注目のG20

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【外交・安保取材の現場から】
トランプ大統領は「バイ」がお好き? G7で見せた異常行動と注目のG20

G7サミット関連行事での記念撮影を前に身だしなみを整えるトランプ米大統領(右から2人目)=5月26日、イタリア南部シチリア島タオルミナ(AP) G7サミット関連行事での記念撮影を前に身だしなみを整えるトランプ米大統領(右から2人目)=5月26日、イタリア南部シチリア島タオルミナ(AP)

 だが、各国政府関係者の事前の懸念は、トランプ氏の異常行動だけに限られていたわけではない。トランプ氏の多国間で交渉する「マルチ嫌い」をいかに抑えるか。これが米国以外のG7諸国にとっての課題だった。

 トランプ氏は米大統領選期間中、事あるごとに多国間(マルチラテラル)枠組みに批判の矛先を向けてきた。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の離脱を公約に掲げ、世界貿易機関(WTO)のルールを無視した報復関税を予告し、北大西洋条約機構(NATO)からの脱退まで口にした。

 WTOやNATOは、いずれも米国が圧倒的な力を背景に形成した国際公共財だ。TPPも米国の指導力抜きに合意に達しなかった。これをないがしろにするかのようなトランプ氏の言動は、国際秩序を動揺させかねない。

 G20ではロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席も出席する。トランプ氏にとって、世界の主要国首脳が一堂に会する会議に臨むのは初めての機会だ。中露両国は米国主導の秩序に異議を唱える立場だが、これまでの米国は日本や西欧諸国などと歩調を合わせて多国間会議を乗り切ってきた。トランプ氏の「マルチ嫌い」が中露の付け入る隙となりかねない。

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