産経ニュース

【赤字のお仕事】あやしい「祇園」

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【赤字のお仕事】
あやしい「祇園」

 普通「ぎおん」は「祇園」と書く。しかしこの川崎市の地名は「祗園」と書くらしいことが分かり、遅い時間の版で「木月祗園町」に変更してもらったのだった(「氏」の下の「一」の有無を問題にしています。漢和辞典等によると「祇」と「祗」は、「別の字」とされています。

 「祇」の「しめすへん」の部分は、「示」で表示されるパソコン等が最近は多くなっていますが、以前は「ネ」が主流でした。「示」と「ネ」の違いがあっても「同じ字」と解釈されます)。

 同様の記事を掲載した他紙はどうだったかというと、少なくとも1紙は「祗園」だった。「祇園」だったところもある。

 「成立・公布までには『祗』になるだろう」とみていたが、結局そのまま官報掲載となったのだった。「あの直しは余計だったのだろうか」と、ずっと引っかかっていた。

 今回改めて、川崎市のウェブサイトで調べてみた。

 詳細は省くが、平成16年に「祇」から「祗」に変更したように読み取れる。

 ネットで公開されている「地理院地図」によると「木月祗園町」。国土地理院発行の地形図「川崎」(平成21年発行)を購入して確認したが、こちらも「木月祗園町」。

 公選法を所管する総務省に尋ねてみた。

 「川崎市のほうに確認のうえ『祇』としています」

 回答の趣旨は、このようなものだった。

 「木月祇園町」と「木月祗園町」を、場面によって使い分けるルールがあるのだろうか。それとも単純に「祗」は誤りなのか。

続きを読む

「ニュース」のランキング