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【ネットの話題】なくならないツイッターのなりすまし投稿 小林麻央さん訃報でも悪意の拡散 

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【ネットの話題】
なくならないツイッターのなりすまし投稿 小林麻央さん訃報でも悪意の拡散 

唐澤貴洋弁護士になりすましたツイッターの投稿。現在は閲覧できなくなっている=ツイッターより 唐澤貴洋弁護士になりすましたツイッターの投稿。現在は閲覧できなくなっている=ツイッターより

人生を左右するなりすまし被害

 ネット上のトラブル相談を受ける「全国webカウンセリング協議会」(東京)の安川雅史理事長は「ある程度知名度がある人なら、なりすましアカウントは少なくとも3~4つ存在する」と明かす。

 なりすましアカウントは、本人名義の画像共有サービス「インスタグラム」などSNS(交流サイト)から写真や文章などを流用することで簡単に作成できる。

 しかも、本人が削除請求に乗り出しても、すぐに別のなりすましアカウントが新たに作成され、いたちごっこになりやすい。

 有名人だけではない。一般人だってなりすましの被害に遭うこともある。安川さんによると、恨みを持った知人がなりすましアカウントを作成し、下品な文言を垂れ流していたせいで、本人の就職が不利になってしまったケースもあるという。「なりすましによる被害は時として人生を左右する」と話す。

 なりすまし犯の心理について、奈良女子大の岡本英生教授(犯罪心理学)は、「有名人のなりすましの場合は『注目されたい、目立ちたい』という心理が働いている。個人攻撃の場合は、ねたみや恨みのほか、面白半分の悪ふざけのこともある」と分析。「なりすましは、手軽にできて社会的な反響が大きいわりに、有効な対策が取れず野放しになっている」と、今後も増加する可能性があることを指摘する。(文化部 三宅令)

 ●なりすましアカウント ツイッターなどのSNSで、本人ではないのに、本人のように装って情報を発信するアカウントのこと。アカウントは、一般に当該サービスを利用するため、利用者各人に割り当てられた権利のこと。

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