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【国際情勢分析】「プーチン親衛隊」に強大権限のワケ 軍も配下に置ける大統領令に署名 「隊長は後継者」観測も

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【国際情勢分析】
「プーチン親衛隊」に強大権限のワケ 軍も配下に置ける大統領令に署名 「隊長は後継者」観測も

6月12日、モスクワで、国家親衛隊が鎮圧に威力をふるったデモで、当局に拘束される参加者(AP) 6月12日、モスクワで、国家親衛隊が鎮圧に威力をふるったデモで、当局に拘束される参加者(AP)

 それに加え、今度は、いざというときに軍を配下に置くことができる-とまでされたのである。

 国家親衛隊長の顧問官を務めるバルエフスキー元露軍参謀総長は5月、独立新聞軍事版に発表した論文で次のように記している。

 「ロシアの基本的脅威は外ではなく、内にある。国家親衛隊は、国内情勢を揺さぶり、国家をリビアやシリア、ウクライナのような状態にしようという思慮の足りない行為への警告のために設けられた」

 親衛隊の創設や増強について、大きな理由が明確に語られている。

 中東での「アラブの春」やウクライナでの2014年の親露派政権崩壊といった出来事は、米国が「民主主義の輸出」を狙って糸を引いたものだ。プーチン氏は大まじめにこう考えており、18年3月の大統領選に向けていっそう猜疑心を募らせている。プーチン氏が、反政権運動やデモを武力で鎮圧することを想定し、親衛隊の強化に動いているとの見方は強い。

 実際、今年3月にモスクワなどで行われた反政権デモでは約1300人、6月のデモでは1600人以上の参加者が一斉に拘束され、親衛隊による暴力的行動も多数目撃された。軍事専門家の一人は、「いざというとき、(親衛隊に)自国民への発砲を拒む部隊が出ることも想定し、軍の投入を可能にしたのではないか」と語る。

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