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【ビジネス解読】韓国鉄道事業の「独占回帰」の愚、組合支持で当選した文在寅氏は労働貴族の主張丸のみ

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【ビジネス解読】
韓国鉄道事業の「独占回帰」の愚、組合支持で当選した文在寅氏は労働貴族の主張丸のみ

昨年、運行開始した韓国の高速鉄道SRT。韓国鉄道公社との統合が検討される(youtoubeより) 昨年、運行開始した韓国の高速鉄道SRT。韓国鉄道公社との統合が検討される(youtoubeより)

 実際、SRTはKTXに比べ、平均10%安く運賃を設定したほか、全座席にコンセントを設置するなど、価格やサービス面での差別化を図った。韓国鉄道公社もこれに対抗し、KTXの運賃の5%を還元するマイレージ制度を導入したほか、シャトルバスによる乗り換え利便性の向上に乗り出すなど、競争体制における消費者メリットは直ちに現れた。

 韓国交通研究院のまとめたリポートによると、SRTの運行開始により座席供給が1日あたり5万席超増え、多くの乗客が高速鉄道を利用できるようになったという。韓国鉄道公社の独占体制が崩れたことによる、消費者へのメリットは明らかだ。

 これを面白く思わないのが韓国鉄道公社だ。SRTの開業から40日間で、KTXの利用者は1日あたり1万8000人減少した。利益率の高い高速鉄道だけを運営するSRと違い、韓国鉄道公社は在来線の不採算路線も維持する必要がある。赤字が続く一部在来線への投資を維持するために、SRを統合することが、鉄道事業の公共性の強化につながる-というのが同公社の主張だ。

保守政権を否定…既得権者に追い風

 こうした、既得権益者の“抵抗”は、SRTの計画段階から与野党を巻き込み、繰り広げられてきた。

 李政権は、韓国鉄道公社が独占する鉄道市場の開放を掲げ、民間企業が運営を担う新たな高速鉄道会社の設立を打ち出した。当時も競争体制への転換で値下げの効果が期待できる、との試算がなされていた。

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