産経ニュース

【7年目の福島第1原発(下)】廃炉作業へ一歩一歩 900基の汚染タンク…闘い続く事故現場

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【7年目の福島第1原発(下)】
廃炉作業へ一歩一歩 900基の汚染タンク…闘い続く事故現場

建屋上部のがれき撤去に向けた作業が行われている1号機=5月26日、福島第1原発 建屋上部のがれき撤去に向けた作業が行われている1号機=5月26日、福島第1原発

 建屋上部の鉄骨がむき出しになった1号機。爆発しなかったため原形をとどめる2号機。壁が無残にはがれ落ちた3号機…。眼前に並ぶ原子炉建屋の光景に圧倒された。敷地内の95%でマスクが不要になった東京電力福島第1原発だが、かつて緑があった場所には汚染水タンクが林立。原子炉建屋周辺は、7年目に入った今も紛れもない「事故現場」だった。(社会部編集委員 鵜野光博)

線量計アラームが鳴った

 建屋を一望できる場所にいたのは数分程度だろうか。カメラのレンズを広角から望遠に付け替えるのに手間取っていると、案内してくれた東京電力の広報担当者のAPD(警報付きポケット線量計)のアラームが鳴り始めた。

 「限度は100マイクロシーベルト。20マイクロでアラームが鳴ります」

 担当者は落ち着いた口調で教えてくれた。

 1号機の上部鉄骨がむき出しになっているのは、事故直後の状態がそのまま続いているわけではない。放射性物質の飛散を防止するために、いったん建屋をカバーで覆ったが、建屋上部に散乱しているがれきを撤去するため、今度はそのカバーを外す作業が行われているからだ。このがれきが、使用済み燃料の取り出しと、廃炉工程の障害になっている。一歩一歩、作業は進んでいる。

続きを読む

このニュースの写真

  • 廃炉作業へ一歩一歩 900基の汚染タンク…闘い続く事故現場
  • 廃炉作業へ一歩一歩 900基の汚染タンク…闘い続く事故現場
  • 廃炉作業へ一歩一歩 900基の汚染タンク…闘い続く事故現場
  • 廃炉作業へ一歩一歩 900基の汚染タンク…闘い続く事故現場
  • 廃炉作業へ一歩一歩 900基の汚染タンク…闘い続く事故現場

「ニュース」のランキング