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【日本スプリントの挑戦】“9秒94”を叩き出した多田修平とは何者だ! 日本国内で史上初の「9秒台」に驚愕

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【日本スプリントの挑戦】
“9秒94”を叩き出した多田修平とは何者だ! 日本国内で史上初の「9秒台」に驚愕

男子100メートル準決勝で9秒94の参考記録をマークした多田修平=ShonanBMWスタジアム平塚 男子100メートル準決勝で9秒94の参考記録をマークした多田修平=ShonanBMWスタジアム平塚

 伊東は準決勝前、予選を流して勝ち上がった多田に発破を掛けていたという。

 「『行けよ』と声を掛けたら、『準決勝は行きます』と言っていた。いつも良い条件で走れるとは限らないですからね」

 「伊東さんの言葉が効いたんじゃないですか?」

 そう振ると、表情一つ変えずに、こう返ってきた。

 「いや、彼はあれくらいの力があるんです」

 ガトリン絶賛「素晴らしいスターターだ」

 タイムを確認した多田は両膝に手を当て、弾む息と気持ちを整えてから体を起した。その表情に喜びと驚きが入り交じった笑顔が広がった。

 「風に押されて、良い感じで加速して行ったんで良かったです。ビックリしました」

 快走の萌芽は春先からのぞいていた。4月29日の織田記念国際は10秒24(向かい風0.3メートル)で、桐生に次ぐ2位。5月11日の関西学生対校選手権で10秒22(向かい風0.2メートル)まで自己記録を伸ばした。

 そして、5月21日のゴールデングランプリ川崎では10秒35(向かい風1.2メートル)、9秒台ランナーの蘇炳添(中国)らに先着しての3位。特筆すべきは、そのレース内容だった。

 スタートから低く鋭く飛び出し、70メートル付近まで、リオデジャネイロ五輪銀メダリストのジャスティン・ガトリン(米国)の前を疾走。レース後、ガトリンは真っ先に多田に握手を求め、「素晴らしいスターターだ。彼は今日のダークホースだよ。私も含めて、みんな驚いたと思う」と絶賛したほどの切れ味だった。

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