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【加計学園問題】しのぎ削る中韓に日本が負けないために必要だ 国会で置き去りにされる獣医師の隠された役割

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【加計学園問題】
しのぎ削る中韓に日本が負けないために必要だ 国会で置き去りにされる獣医師の隠された役割

高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出され、殺処分を開始した宮城県栗原市の養鶏場。鳥インフルエンザや牛の口蹄疫などへの対応も獣医師の大事な仕事だ(共同通信社ヘリから) 高病原性鳥インフルエンザウイルスが検出され、殺処分を開始した宮城県栗原市の養鶏場。鳥インフルエンザや牛の口蹄疫などへの対応も獣医師の大事な仕事だ(共同通信社ヘリから)

 安倍晋三首相の友人が理事長を務める学校法人「加計(かけ)学園」(岡山市)の国家戦略特区を活用した獣医学部新設計画をめぐる騒動が続いている。新設に反対する声もあれば、世界の中で後れをとらないようもっと育てるべきだという声もある。同学園をめぐる最近の国会の議論で置き去りとなっている獣医師の役割とは何なのか。

ペットのお医者さんばかりではない

 獣医師というと犬や猫などペットのお医者さんを想像しがちだが、鳥インフルエンザや口蹄(こうてい)疫など家畜の健康を守る畜産、防疫を担当する公務員、食品の安全を守る公衆衛生、大学や食品・製薬会社の研究職-など実は幅広い。

 農林水産省によると、14年の獣医師免許保有者は約3万9千人。内訳を見ると小動物診療が39%▽公務員が24%▽産業動物診療が11%▽その他の分野(大学教員、医薬品開発)が14%-などとなっている。

 小動物診療が4割近くを占め、製薬会社などで研究職として働く人は少ない現状だ。

 獣医師で東大名誉教授の唐木英明さん(75)は、「薬の安全性や効能の確認は、すべて実験動物で行う。獣医師は実験動物の管理も実験も行っている。その意味で、薬の重要な部分を獣医師が作っているといえる」と指摘する。

 実際、製薬会社の獣医師研究者が、前立腺肥大症の排尿障害改善剤を開発した例もある。

 今回特区を活用し、新たな獣医学部を設置するのは、こうした研究分野に進む人材の育成を視野に入れたものでもある。

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