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【隣人トラブル】「自分が我慢すれば」風呂にも入れなかった46歳男が、理由なく怒鳴り続けてきた隣の女性に手をあげて裁判に…

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【隣人トラブル】
「自分が我慢すれば」風呂にも入れなかった46歳男が、理由なく怒鳴り続けてきた隣の女性に手をあげて裁判に…

裁判があった宇都宮地裁 裁判があった宇都宮地裁

 隣の住宅に住む高齢女性を殴って死亡させたとして、傷害致死罪に問われた栃木県足利市緑町、電気工事業の男性被告(46)の裁判員裁判の判決公判が6月1日、宇都宮地裁で開かれ、佐藤基(もとい)裁判長は懲役3年、執行猶予4年(求刑懲役5年)を言い渡した。アパート暮らしの被告は約2年前から、隣の一軒家に住む被害女性に理由もなく怒鳴られるようになり、黙って耐えていたが今年1月、平手で一発たたいて転倒させ、死亡させたのだった。

 最悪の選択に同情論

 「自分だけが我慢していれば…」。裁判で浮かび上がったのは、最後まで他人に相談できず、最悪の選択をしてしまった被告の姿だった。一人で問題を抱え込んだ結果の代償は大きかったが、被害者の親族を含めて同情的な証言が法廷で示され、被告は人生をやり直す機会が与えられた。

 人にけがをさせ、死亡させる傷害致死事件は、国民から選ばれる裁判員裁判の対象だ。判決によると、今年1月30日午後10時5分ごろ、自宅前の路上で、隣の無職女性=当時(92)=の顔面を殴って転倒させ、外傷性くも膜下出血などで死亡させた。

 2階の男うるさい!

 被告は平成20年ごろから、アパートの角部屋に一人で住み始めた。隣の一軒家に住む被害女性が、被告のアパートに向かって怒鳴りつけるようになったのは、27年8月ごろからだった。

 「2階の男! 音がうるさい!」。2階に住んでいるのは自分だけ。被告は、自分が標的にされていると感じた。検察側の冒頭陳述によると、女性には精神疾患があったとみられる。

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