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【野党ウオッチ】詩織さんを国会で取り上げたものの…民進党、元TBS記者の「レイプ」疑惑に四苦八苦

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【野党ウオッチ】
詩織さんを国会で取り上げたものの…民進党、元TBS記者の「レイプ」疑惑に四苦八苦

元TBS記者でジャーナリストの山口敬之氏に酒を飲まされ乱暴されたとして、会見する詩織さん(中央)=5月29日、東京・霞が関の司法記者クラブ 元TBS記者でジャーナリストの山口敬之氏に酒を飲まされ乱暴されたとして、会見する詩織さん(中央)=5月29日、東京・霞が関の司法記者クラブ

 井出氏の質問には、さまざまな配慮がにじんでいた。当事者の具体的な名前は一切挙げず、山口氏を「著名なジャーナリスト」、詩織さんを「女性」などと呼ぶにとどめた。山口氏は安倍晋三政権などについて記した『総理』などの著書があり、安倍首相(62)に近いとされていることや、当時の警視庁部長が菅義偉官房長官(68)の秘書官を務めたことにもふれなかった。

 民進党が国会での取り扱いに慎重なのは、さまざまな事情が背景にある。

 第一に、詩織さんに対するセカンドレイプへの憂慮だ。詩織さんが5月29月、東京・霞が関の司法記者クラブで「私は2年前、レイプの被害に遭いました」と異例の顔出し会見を開いてから、ネット上には励ましの声とともに「売名行為」「シャツの胸元が開きすぎだ」などのバッシングがあふれている。

 これには井出氏も質問で「事件と無関係の批判もみられる。性暴力や性犯罪の被害者支援は社会をあげて取り組むべきものだ」と懸念を表明。野田佳彦幹事長(60)も6月5日の記者会見で「勇気ある告白に対して、心ない中傷のような言論が随分ネットなどには流れているようだ。これはセカンドレイプではないか。心が痛む」と述べている。

 また、週刊誌などで報じられた内容は国会で取り上げるにはあまりに生々しい。首相に近いとされる人物の醜聞とはいえ、「政治とカネ」などの問題とは異なり、単純に国会に持ち込んで政権を揺さぶるのに利用するのは不謹慎だ。

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