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【野口裕之の軍事情勢】北の核ミサイルは迎撃しても安全装置作動で起爆せず?それでも激烈な電磁波+化学液+ミサイル破片の「豪雨」…

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【野口裕之の軍事情勢】
北の核ミサイルは迎撃しても安全装置作動で起爆せず?それでも激烈な電磁波+化学液+ミサイル破片の「豪雨」…

北朝鮮の労働新聞が5月22日掲載した中距離弾道ミサイル「北極星2」の実戦配備に向けた「最終発射実験」の写真 (共同) 北朝鮮の労働新聞が5月22日掲載した中距離弾道ミサイル「北極星2」の実戦配備に向けた「最終発射実験」の写真 (共同)

 《技術者は、次の命令待ちの態勢にあった。と、午前3時、ついにサイロ内で燃料爆発が起こった。9メガトンという、当時の米国で最大級の威力を有す核弾頭が爆風で空高く吹き飛ばされ、30メートル離れた地上に落下した》

 《幸い、安全装置が作動して核爆発は免れた》

 話し終えたA氏は、最後にこう付け加えた。

 《安全装置の作動停止や、高電圧の熱電池が爆発した末に起爆する可能性を警告する米国人専門家は少なくない》

東京上空40~50キロで核爆発が起きたら…

 安全装置が作動しても、PAC3で迎撃する事態とは、地上に着弾するわずか5秒前で、副次的被害は避けようもない。地上15キロの上空で、超音速で落下してくる弾頭に直接ヒットするPAC3は重量320キロ。衝突後、100キロ超の破片と化して、数キロ~数十キロの範囲で、地上に迫る可能性も計測されている。 

 ただし、核ミサイルで大都市圏が直撃されなくとも、戦果は上がる。東京上空40~50キロで核爆発を起こせば、激烈な電磁波が発生する。《高高度電磁パルス攻撃》と呼ぶが、電磁波=衝撃波の影響で電子機器が瞬時に使用不能になり、航空機は墜落し、自衛隊・警察・消防の指揮命令系統も機能不全。携帯電話や防災無線などの情報通信やテレビ・ラジオもマヒし、被害情報把握も救援・復旧活動も困難になる。信号機も突如消え、交通事故や火災で死者を増やし、大パニックに陥る。

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