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【野口裕之の軍事情勢】北の核ミサイルは迎撃しても安全装置作動で起爆せず?それでも激烈な電磁波+化学液+ミサイル破片の「豪雨」…

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【野口裕之の軍事情勢】
北の核ミサイルは迎撃しても安全装置作動で起爆せず?それでも激烈な電磁波+化学液+ミサイル破片の「豪雨」…

北朝鮮の労働新聞が5月22日掲載した中距離弾道ミサイル「北極星2」の実戦配備に向けた「最終発射実験」の写真 (共同) 北朝鮮の労働新聞が5月22日掲載した中距離弾道ミサイル「北極星2」の実戦配備に向けた「最終発射実験」の写真 (共同)

 「核ミサイルの上空における迎撃の実証実験結果を掌握しているのか?」

 「部屋の空気が一瞬滞留した」のはこの時だった。核保有国はコンピューター・シミュレーションを実施しているに違いあるまいが、実証実験が公表されたケースは「皆無」だ。核ミサイル迎撃の実証実験は、行われれば各種監視機能で判明するので、実際上も「皆無」であろう。もっとも、事故による“実例”は存在する。

 A氏は軍事史に刻まれた事故による“実例”を話し始めた。

 《1980年9月18日/米アーカンソー州ダマスカス郊外/午後6時30分/第308戦略部隊が所在するミサイル発射基地・ミサイル格納施設》

 《2名の若い作業員が、核弾頭が装填された大陸間弾道ミサイル・タイタンIIの保守点検作業をしていた。内、発射口(=最上部)近くの1名が誤って手を滑らせて重さ3キロのレンチを落とした。レンチは発射サイロの中を加速して落下し、数メートル下のミサイル最下部=1段ロケットの燃料タンクにぶつかった。結果、タンクの表面に穴が開いた》

 《異臭と共に、サイロ内にミサイル燃料が漏れ出し、揮発しだした。燃料の燃焼力は極めて強く、超弩級の爆発も想定された》

 《ミサイル格納施設内の作業員4名は非常口から脱出した。午後9時までに、基地内の総員に退避命令が、午後10時には周辺住民の避難が始まった。が、指揮命令系統の乱れで、決死の覚悟で緊急出動した技術者らが事故現場=サイロ内に立ち入り、燃料濃度測定などを敢行したのは翌日未明に入ってだった》

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