産経ニュース

【月刊正論7月号】憂鬱な朝鮮半島 韓国は日本へ憎悪のはけ口として再び歴史戦争を仕掛けるだろう 筑波大学教授 古田博司

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【月刊正論7月号】
憂鬱な朝鮮半島 韓国は日本へ憎悪のはけ口として再び歴史戦争を仕掛けるだろう 筑波大学教授 古田博司

北朝鮮との軍事境界線に隣接する非武装地帯(DMZ)でブルックス在韓米軍司令官(右)から説明を受けるペンス米副大統領(右から2番目)=4月17日、韓国(AP) 北朝鮮との軍事境界線に隣接する非武装地帯(DMZ)でブルックス在韓米軍司令官(右)から説明を受けるペンス米副大統領(右から2番目)=4月17日、韓国(AP)

※この記事は、月刊「正論2017年7月号」から転載しました。ご購入はこちらへ。

 「行き止まりの廊下」の安定  

 最近では、韓国・北朝鮮のことを書くたびに溜息との格闘になっている。非常に大雑把な見取り図を提示すれば、こういうことなのだろう。 かつて冷戦時代、朝鮮半島は共産主義勢力と自由主義勢力とが拮抗するバッファー・ゾーン(緩衝地帯)であった。大国が直接接触する危機を避け、北朝鮮と韓国という小国同士がその代理として、思想戦・心理戦・時々の小競り合いをくりかえしていた。  

 これが地政学的にはもっとも安定した「行き止まりの廊下」の在り方だったのだ。統一され、北の国境線が開けば、隣の大国の経済圏に呑みこまれる。高麗時代や日韓合邦時代がこれであり、コリアンは名前も民族も溶け、モンゴル人や日本人になった。次にそうなれば、今度はきっとチャイナ人になるだろう。  

 統一状態で国境を閉じれば、貧窮の専制国家が延々と続く。名前も民族も防衛されるが、文化もなく、法治もない。信用もなく、活気もない。これが五百十八年間もつづいた李朝時代である。全土は王土なので土地の所有権がなく、土地の売買も無く、商業もない。大土地所有者はいない。まさに古代である。  

 全世界的に、領国支配の中世があったというのは、ドイツ歴史哲学の誤りだった。こんなのがあったのは、エルベ河からロアール河の間と、日本群島と北インドくらいで、あとは王土に王からの恩貸地や世襲地保有者の土地が転々と散らばっているだけだった。旧約聖書の世界がまさにこれだ。

続きを読む

このニュースの写真

  • 憂鬱な朝鮮半島 韓国は日本へ憎悪のはけ口として再び歴史戦争を仕掛けるだろう 筑波大学教授 古田博司
  • 憂鬱な朝鮮半島 韓国は日本へ憎悪のはけ口として再び歴史戦争を仕掛けるだろう 筑波大学教授 古田博司
  • 憂鬱な朝鮮半島 韓国は日本へ憎悪のはけ口として再び歴史戦争を仕掛けるだろう 筑波大学教授 古田博司

「ニュース」のランキング