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【クローズアップ科学】日本版GPS衛星「みちびき」 自動運転にマラソンに…高精度の位置情報、活用期待

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【クローズアップ科学】
日本版GPS衛星「みちびき」 自動運転にマラソンに…高精度の位置情報、活用期待

IT社会の切り札に IT社会の切り札に

 日本版の衛星利用測位システム(GPS)を担う準天頂衛星「みちびき」2号機が来月1日、打ち上げられる。地上の位置を高精度に測定する日本独自の衛星で、来年度から計4基で本格的な運用を目指す。車の自動運転などへの応用で社会に大きな変革をもたらすと期待されている。(草下健夫)

米国依存から脱却

 GPSはカーナビゲーションやスマートフォンなどで広く利用されている測位衛星で、みちびきはその日本版だ。発射した電波を地上で受信し、到達するまでの時間から距離を算出して位置を割り出す仕組みで、内閣府が運用する。

 位置を特定するには3基が必要で、時刻を合わせるための1基を含め計4基が基本構成となる。種子島宇宙センター(鹿児島県)からH2Aロケットで順次、打ち上げており、1号機は2010年から運用中。3、4号機も年内に打ち上げる予定だ。

 米国が1970年代に開発したGPSは世界中で利用されているが、元々は軍事用だ。米国が国際紛争などを理由に利用を制限すると、各国に重大な影響が及ぶ。このため欧州などが独自衛星の整備を進めており、日本も米国頼みから脱却するため2011年にみちびきの本格導入を決めた。

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