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【北の過疎地を訪ねて】しばれるって縛るの? 人口2464人「日本一しばれる町」北海道陸別町で出会った愉快な人々

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【北の過疎地を訪ねて】
しばれるって縛るの? 人口2464人「日本一しばれる町」北海道陸別町で出会った愉快な人々

移住した陸別町で憧れだったカフェを開いた坂井友子さん=3月17日、北海道陸別町(市岡豊大撮影) 移住した陸別町で憧れだったカフェを開いた坂井友子さん=3月17日、北海道陸別町(市岡豊大撮影)

 かつて北海道内陸部の大動脈として活躍し、現在は廃線となった旧国鉄池(ち)北(ほく)線跡をたどり、帯広平野からオホーツク海へ抜ける山中に位置する陸別町を3月に訪ねた。ピーク時に9千人近くいた人口も現在は2464人。過疎の町、陸別は「日本一しばれる町」としても知られる。「しばれる」は北海道の方言で「厳しく冷え込む」の意味だ。寒さも過疎も物ともしないエネルギーに満ちあふれた人々が陸別で待っていた。(社会部 市岡豊大)(※5月12日にアップされた記事を再掲しています)

理想の田舎暮らし

 陸別町中心から北見方面へ20、30分ほど車を走らせると、小(しょう)利(とし)別(べつ)の集落に到着する。半世紀前、山からトロッコで運んできた材木を丸太に加工し、貨物列車に載せる木材工場があった。だが、今は寒風吹きすさぶばかりで面影がない。加工場と思しき敷地は無機質な太陽光パネルの列に取って代わられ、宿や物売りで栄えたであろう街には、今や傾いたまま放置された廃屋が並んでいた。

 そんな寂寥感のあふれる風景に「一体、人が住んでいるのだろうか…」と不安を感じつつ、旧小利別駅方面へ車を走らせると、1軒だけ傾いていない木造家屋に「CAFE」の看板を見つけた。

 「どうもー!こんにちはー!」。風景とまるで不釣り合いな明るい大きな声で挨拶してくれたのは、店主の坂井友子さん(43)。「オススメもありますが、オススメでないのもありますよー!」。人なつこい笑顔に圧倒され、思わずオススメの特製カレーを注文した。

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