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【北関東鉄道紀行・群馬】第二次大戦前ドイツ生まれの群馬県上信電鉄・デキ1形電気機関車は「93歳」

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【北関東鉄道紀行・群馬】
第二次大戦前ドイツ生まれの群馬県上信電鉄・デキ1形電気機関車は「93歳」

菜の花が咲く馬庭-吉井間を走るデキ(上信電鉄提供) 菜の花が咲く馬庭-吉井間を走るデキ(上信電鉄提供)

 「小さいデキがピーというかん高い汽笛を鳴らしながら10両以上の貨車を引く姿を見て勇気をもらったものだった」。7年7月に結成された「デキを愛する会」の初代会長、大日方康博さん(68)は振り返る。昼食時に定期貨物が走っていて農作業する人たちからは「オメシ列車」と親しまれていたという。会の結成には「何もしないでいると、デキが走らなくなってしまう-。そうした危機感があった」と話す。展示車両の清掃やミニデキの運転会などが主な活動だ。

 11年、再びデキにスポットライトが当たる。「子供たちにデキの魅力と存在を伝えたい」と同電鉄がゴールデンウイークに合わせてファンタジー号の運行を開始。運転室の乗車体験やゲームなど盛りだくさんのイベントを企画した。今年もこどもの日の5日、2両のデキが2両の客車を引いて高崎駅-下仁田駅間を往復する。

 「上州のシーラカンス」の愛称もあるデキ。大日方さんは「100歳の祝いをしたい」と考えている。

 (前橋支局 椎名高志)

 上信電鉄 明治30年に国内の私鉄の中では伊予鉄道に次いで2番目に上野鉄道として開業。当時は蒸気機関車が客車をけん引した。高崎駅-下仁田駅間は33・7キロで全8駅だった。大正10年、上州と信州を結ぶという構想から上信電鉄と社名を変更。13年には全線電化とともに上信電鉄と高崎線がつながれ貨物の相互乗り入れが実現した。現在では中心となる鉄道業のほか乗り合いバス業、貨物自動車業、不動産業、広告業を営業。関連会社としてタクシー業、観光バス業、トラック運送業がありグループとして事業展開をしている。

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