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【北関東鉄道紀行・群馬】第二次大戦前ドイツ生まれの群馬県上信電鉄・デキ1形電気機関車は「93歳」

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【北関東鉄道紀行・群馬】
第二次大戦前ドイツ生まれの群馬県上信電鉄・デキ1形電気機関車は「93歳」

菜の花が咲く馬庭-吉井間を走るデキ(上信電鉄提供) 菜の花が咲く馬庭-吉井間を走るデキ(上信電鉄提供)

 上信電鉄(群馬県高崎市)の本社車両区で4月27日、3カ月に1度の月検査が行われた。対象は凸形の車体が特徴のデキ1形電気機関車。ドイツのシーメンス・シュッケルト社で製造され、大正13年の電化に伴い同電鉄が3両を購入した。「93歳」になる国内最古級の電気機関車だ。

 全長9・18メートル、全幅2・65メートル、全高3・87メートル、重量34・5トン。50キロワットの動力を4基搭載している。「パンタグラフが替わったのと、ATS(自動列車停止装置)が付いた関係で充電装置が追加されたぐらいでモーターから何から輸入当時のまま」-車両区長の青木富夫さん(63)がそう教えてくれた。「油漏れもあり足しながら走らせているが、会社にとっても私にとっても宝物だ」と青木さんは力を込めた。

 輸入された3両は貨物輸送を中心に活躍。セメントや石灰石、木材などを積んだ貨車を引き続けた。だが、平成6年9月、モータリゼーションの影響で同電鉄は貨物部門の廃止を決定。1両は沿線の富岡市に寄贈され、上州七日市駅から約2・1キロのもみじ平総合公園に同市指定重要文化財として屋外展示された。残る2両は工事列車などとして運転されたが定期運用はなくなった。

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