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【東京でふるさとキブン】「大船渡ふるさと交流センター『三陸SUN』」 津波被害からの復興伝える産品

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【東京でふるさとキブン】
「大船渡ふるさと交流センター『三陸SUN』」 津波被害からの復興伝える産品

ワカメの試食に杉並マダムは「歯ごたえが違うわね」。右は大船渡の美味を紹介する福山宏さん(重松明子撮影)=東京都杉並区の「三陸SUN」 ワカメの試食に杉並マダムは「歯ごたえが違うわね」。右は大船渡の美味を紹介する福山宏さん(重松明子撮影)=東京都杉並区の「三陸SUN」

 「作るのがうまいのに売るのは下手な生産者が多い。地域外に流通していない品もどんどん持ってきますよ。東京のニーズを地元に戻し商品の改良・開発に磨きをかけていく」と運営会社、地域活性化総合研究所の福山宏さん(53)。

 同社は大船渡の食肉加工や菓子会社が出資して設立。福山さん自身は、東京のNTT関連企業を経て昨年転職した。震災直後に業務で大船渡入りし、身元不明者のデータベース化やラジオやメールによる防災情報の基盤整備に携わるなかで、大船渡復興への思いは熱くなっていった。

 周辺自治体の産品も扱うのは、「『三陸』全体のブランド価値が上がらなければ大船渡の発展もない」から。ライバルは「北海道」や「北陸」と見据える。

 あれもこれもと買い物をしたが、水産加工品の冷凍技術に感心。「ぬか漬けさんま」(2枚入り280円)は薄塩味で脂がのり、水揚げ本州一を誇る大船渡の秋の絶品を通年お届け。ホヤや煮だこも美味。今月下旬には、漁港直送の生うにの予約販売も始める。

 新沼社長が震災と妻の死を乗り越え、故郷再生を願って作詞・作曲・レコーディングした「ふるさとは今もかわらず」には出店地の杉並児童合唱団も参加している縁がある。歌に込めた北の海山の復活を、並ぶ品々が確かに伝える。

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