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【いまも飛ぶ大戦機】映画のおかげで急増した? いまも飛ぶ“もっとも美しい戦闘機”

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【いまも飛ぶ大戦機】
映画のおかげで急増した? いまも飛ぶ“もっとも美しい戦闘機”

 いまではどんな映画のシーンでも簡単にCGで描き出されてしまうが、まだCGなどなかった時代の『空軍大戦略』は、なんと数十機もの飛行可能な大戦機をかき集めて撮影されている。ドイツ空軍のメッサーシュミットBf109戦闘機とハインケルHe111爆撃機は、スペイン空軍が保有していた機体を映画製作会社がそっくり買い取って、パイロットも同空軍から借り受けた。

繊細で女性的なフォルムから「世界一美しい戦闘機」と賞賛されているスーパーマリン・スピットファイア(Photo:Atsushi “Fred” Fujimori)

撮影用の実機はいかにして集められたか

 ところが肝心の主役スピットファイアは、意外にも飛行可能な現存機が少なかった。そこで大戦機の復元を手がける英ヒストリック・フライング社は、精巧なグラスファイバー製スピットファイアを製作して、あちこちの英空軍基地で展示物になっている実機との交換を申し出たのだ。

 このグラスファイバー製スピットファイアは腐食せず、耐候性も優れているため英空軍基地側も大歓迎で、たちまち十数機もの実機が集まった。そして復元作業を経て飛行可能な状態を取り戻し、映画撮影に投入されたのである。

 やがて映画『空軍大戦略』の公開を機に、イギリスでスピットファイアの偉業を伝承すべく、民間の復元運動が立ち上がって、現状で第二次大戦機としては多い約40機が飛行可能な状態を維持しているのだ。(文・藤森篤)

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