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【ボツリヌス菌ショック】蜂蜜を乳児に与えないで リンゴにバナナ…要注意食材はほかにも まず気をつけることは…

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【ボツリヌス菌ショック】
蜂蜜を乳児に与えないで リンゴにバナナ…要注意食材はほかにも まず気をつけることは…

 厚労省では、「授乳・離乳の支援ガイド」の中で、こうした食材は離乳初期には避け、新しい食品を与えるときには一さじ与えて時間をおき、様子を見ながら量を増やすことなど、注意を促す。中山氏は、果物は7~8カ月以降になめる程度から始めることを勧める。その上で、「乳児は見かけは大きくても消化吸収が未熟な場合があり、個人差も大きい。離乳食は成長、発達段階を見ながらゆっくり進めてほしい」と訴えている。

 ボツリヌス菌=自然界で最強といわれる毒素を持ち、土壌や河川など自然界に広く存在する。食品の中で増殖するときに毒素を出し、それを摂取すると吐き気や視力障害、言語障害などの神経症状が出て、死亡することもある。殺菌して予防するには、80度の場合で30分の加熱、120度の場合で4分以上加熱するなど高温調理が必要となる。

 乳児ボツリヌス症=1歳未満の乳児がボツリヌス菌芽胞を口から摂取することで発症し、蜂蜜を原因とする場合が多い。便秘や哺乳力の低下、泣き声が小さくなるといった症状が出る。死亡に至るケースはまれ。1976年に米国で初めての症例が報告され、日本では86年に発生した。食品に含まれる毒素そのもので発症する一般的なボツリヌス食中毒とは異なる。

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