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【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】北朝鮮とシリア30年コネクションを知ればよく分かる 米軍がシリア攻撃に込めた対北「警告」

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【久保田るり子の朝鮮半島ウオッチ】
北朝鮮とシリア30年コネクションを知ればよく分かる 米軍がシリア攻撃に込めた対北「警告」

7日、地中海の米海軍ミサイル駆逐艦からシリアに向けて発射される巡航ミサイル(ロイター) 7日、地中海の米海軍ミサイル駆逐艦からシリアに向けて発射される巡航ミサイル(ロイター)

 ドナルド・トランプ米大統領(70)に空爆を決断させたシリアの化学兵器は北朝鮮の指導で作られたサリンの可能性が高い。北朝鮮とシリアには1970年代からの軍事コネクションがあり、北朝鮮は30年前からシリアに化学兵器の技術移転を行ってきた。北朝鮮はシリア内戦に部隊を派遣しているとの目撃談もある。身近な友好国、しかも軍事支援国への米空爆は、米韓合同軍事演習で米軍部隊がいつでも“臨戦態勢”に入れるなかで実施されただけに、北朝鮮の金正恩政権に特別の現実味と衝撃を与えたもようだ。

黒幕は北の「強硬派」総参謀長

 シリア内戦では緒戦当時から戦場で北朝鮮軍人がたびたび確認されている。4年前にはシリア人権監視団(SOHR)の情報として汎アラブ紙が「北朝鮮軍の将校が軍事顧問として政府軍を支援している」として、「将校らはシリア各地に派遣されシリア国防省の武器工場など主要施設で活動。軍事戦略や後方支援を行っている」と報じた。

 シリア・コネクションは朝鮮人民軍の強硬派で知られる金格植・元総参謀長(2015年死亡)が構築したとされる。金氏は野戦軍人出身で1983年のラングーン事件(韓国・全斗煥大統領=当時=を狙った爆弾テロ事件)の責任者だった。近年では延坪島砲撃事件(2010年)を指揮した人物だが、1971年からは約10年間、シリア駐在武官を務め、シリア軍の軍事演習や北朝鮮兵器のシリアへの販路を開いた。

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