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【この人に聞きたい】伝説のシューズ職人・三村仁司に聞く日本マラソン再建の道「選手が本当に前向きなら、受けて立つ」

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【この人に聞きたい】
伝説のシューズ職人・三村仁司に聞く日本マラソン再建の道「選手が本当に前向きなら、受けて立つ」

シドニー五輪女子マラソンで、五輪新記録の2時間23分14秒で優勝し、ガッツポーズでテープを切る日本の高橋尚子=2000年9月24日、 シドニー五輪女子マラソンで、五輪新記録の2時間23分14秒で優勝し、ガッツポーズでテープを切る日本の高橋尚子=2000年9月24日、

 かつて世界のトップを争っていた日本マラソン界。しかし、五輪で男子は6大会連続、女子は3大会連続で表彰台に立てていない。アフリカ勢の台頭があるのは確かだが、日本選手の記録の水準自体も上がっていないのが現状だ。東京五輪まで、あと3年。五輪で金メダルを獲得した高橋尚子や野口みずきをはじめ、長く足元からトップ選手の活躍を支えてきたシューズ職人、ミムラボの三村仁司氏(68)に聞いた。日本マラソンの変容や自身のキャリアについて。(宝田将志)

--昨夏のリオデジャネイロ五輪のマラソンには、日本代表男女6人中4人が三村さんのシューズを履いて出場しました。どう見ていましたか?

「入賞するかどうかくらいの期待しかなかった。昔の強い選手と比べたら、今の選手たちは力も、ガムシャラにやる姿勢も足りないというか。昔の選手は起きてから寝るまで頭の中はマラソンのことしかなかった感じ。そういう選手ばかりだった。だから、体調面や食事の面、いろいろなことを自分自身で意識してやっていた。今は周りのサポートがすごいですからね。栄養士が付いたり、国立スポーツ科学センター(JISS)もできたし。最終的には選手各自の姿勢というか、気持ちがすごく重要で、(今の選手が)本当に前向きに取り組んでいるかと考えたら、どうか。甘やかして育てている選手が多い気がします。『やらなあかん』という気持ちは皆さん持っていると思うけど、その中で歯車が一つ食い違っているという気がしますね」

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