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【江藤詩文の世界鉄道旅】タイ鉄道(1) 旅は道連れ、ドイツ人バックパッカーと古都アユタヤを目指す

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【江藤詩文の世界鉄道旅】
タイ鉄道(1) 旅は道連れ、ドイツ人バックパッカーと古都アユタヤを目指す

これから乗車する列車はこれ これから乗車する列車はこれ

 「アユタヤへ行きたいのですが、タイの鉄道は初めてだからちょっと怖い。駅まで一緒に行ってくれませんか?」

 菩提樹の根に埋め込まれた仏像の頭部で有名な「ワット・マハタート」のある古都アユタヤへバンコクから行くには、バンコク発着のツアーに参加したり、「ロットゥー」という乗り合いのバンを利用したりするのが便利だ。けれども、もっとも安く行く交通手段として「タイ鉄道」がある。アユタヤ駅には北線も東北線も停車するから本数が多く、乗車時間は1時間半程度。日帰りするにも気軽な距離だ。バックパックひとつでひとり旅をしているドイツ女性に誘われて心が揺れる。とりあえず久しぶりにファランポーン駅まで行ってみよう。

 構内で真っ先に目に入ったのは、故・プミポン前国王の遺影だ。白い花は頻繁に生け替えられているのだろう、生き生きとみずみずしい。亡くなられて4カ月以上経つ現在でも、遺影の前で足を止めて頭を下げ、手を合わせる人たちは後を絶たない。私も帽子をとり、さすがにカメラをしまおうとすると、出発を待っていたタイ人のおばあちゃんやおじさん、なんと警備員まで身ぶり手ぶりで「写真を撮れ」と人のよさそうな笑顔を見せる。

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