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【iRONNA発】愛国教育 安倍政権は今こそ「徳」を示せ 和田秀樹氏

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【iRONNA発】
愛国教育 安倍政権は今こそ「徳」を示せ 和田秀樹氏

国有地売却や小学校認可問題を受け、会見に臨む森友学園の籠池泰典氏 =3月10日、大阪市淀川区(柿平博文撮影) 国有地売却や小学校認可問題を受け、会見に臨む森友学園の籠池泰典氏 =3月10日、大阪市淀川区(柿平博文撮影)

 道徳というのは、一般の人に「人の道」を説くという要素と、上に立つものが人々に示す「徳」の要素があるという話を、道徳教育を考える保守論陣の集まりで聞いたことがある。これは正鵠(せいこく)を射ている。

 そう考える際に、日本人にむしろ足りないのは「道」の教育ではなく、「徳」の教育なのではないかと思うようになった。海外では「ノブレス・オブリージュ(高貴なる人の義務)」という言葉が盛んに用いられ、富裕層の寄付も決して少なくないが、日本では二言目には寄付税制がないことが言い訳にされる。これでは、税金が安くないと寄付をしないと言っているようなもので、徳の心にそぐわない。

属人思考

 社会心理学の考え方に「属人思考」というものがある。自分が尊敬する人の言うことや信頼している人の言うことは正しいと思い、嫌いな人やバカにしている人の言うことは正しいことでも受け入れられないというものである。

 もちろん望ましくない思考パターンなのであるが、上に立つものは大衆がそういうものの考え方をするということを前提に徳を積むことで、自分の言っていることの信頼度を上げないといけないし、自分が嘘つきだとか金に汚いと思われると、立派なことを言っていても否定されるということを心しないといけない。

 例えば、ノーベル賞というのは、その人の研究に対して与えられるものなのに、その人の人格まで素晴らしいものに見え、その人の専門外の分野の発言でも正しいことのように受け入れられるというのは、まさにその一例である。

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