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【複眼ジャーナル@NYC】トランプ大統領周辺を捜査?凄腕検事「解雇」に飛び交う2種類の陰謀説 ニューヨーク駐在編集委員・松浦肇

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【複眼ジャーナル@NYC】
トランプ大統領周辺を捜査?凄腕検事「解雇」に飛び交う2種類の陰謀説 ニューヨーク駐在編集委員・松浦肇

プリート・バララ・ニューヨーク南部地区連邦検事=2015年9月(AP)  プリート・バララ・ニューヨーク南部地区連邦検事=2015年9月(AP) 

 人々がクビをかしげるのは、トランプ大統領が昨年末時点でバララ氏に留任を求めていたからだ。米捜査当局の中では「金融危機の戦犯捜し」に孤軍奮闘する捜査官として、バララ氏は半ば英雄視されていた。

 実は、連邦検事46人に辞任勧告が出る直前の先週半ば、トランプ氏からバララ氏のもとに電話がかかってきたそうだ。利益相反を防ぐために、大統領が現役の検事に直接連絡するのはご法度なのにである。

 バララ氏だけが辞任に応じなかった。同氏は米司法省から「解雇」される羽目になるのだが、「何かある」(経済記者のシーラ・コルハトカー氏)と市民が思い始めるわけである。

 「バララ解雇」事件には、今のところ2種類の陰謀説が飛び交っている。

 第1が、「バララ氏がトランプ大統領に近い存在を捜査しており、政権が介入した」説。バララ氏は、セクハラ疑惑で最高経営責任者(CEO)が引責した米テレビ局を情報開示や雇用法の観点で調べていたようだが、同CEOはトランプ氏と昵懇(じっこん)だった。

 銀行間金利取引の不正操作など、対ウォール街でも引き続き大型事件を抱えていた。「金ピカ政権」とのあだ名が示すとおり、トランプ政権には金持ちのウォール街出身者が多く参加しており、今後の捜査が政権幹部に波及する可能性も指摘されてきた。

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