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【NEWご当地グルメ】ハウス栽培普及や多様化で衰退…「キノコ王国・群馬」ピザで復活へ 地産のイタリアントマトも

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【NEWご当地グルメ】
ハウス栽培普及や多様化で衰退…「キノコ王国・群馬」ピザで復活へ 地産のイタリアントマトも

窯でピザを焼く中島さん 窯でピザを焼く中島さん

 開店に際し、「何かインパクトのあるものを」という妻の繭弓さんの発案で始めたのが、キノコピザだった。生地の上にマイタケ、シイタケ、エノキなどを、これでもかというほど載せ、中島さんが慣れた手つきで窯に入れて焼く。

 開店を控え、繭弓さんと2人で、東京など関東のピザ店を回り数え切れないほどキノコピザを食べた。感想は「値段が高い。キノコが少ない。比較的多いものは値が張る」。だから「採れたてを、これだけ大量に使えるのは生産者だからこそ」と胸を張る。

 群馬県内には、ピザソース向きのトマト生産農家がなかったが、「沼田の知り合いに頼んでイタリアントマトを作ってもらい完熟ものを使っている」。商品を作る以上、こだわる。

 すぐにピザは焼き上がり、パリッとした生地に、キノコの味わいがなじむ。

 「キノコの甘さと香りを生かすのがポリシー。スパイスは真心だよ」と笑う。コーヒー付きで780円。店内でも食べられ、開店時には1日150枚焼いたというが、現在の基本はテークアウトだ。

 もとは、織物の街・桐生で祭り用衣装などの企画・販売を行っていたが、バブル崩壊後、別業態を模索。偶然、キノコに詳しい人と知り合い10年前、見よう見まねで栽培を始めた。

 「失敗を重ね、それでも自分が納得できるまでやり続けた。バカだからこそできた」

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