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【ニュースの深層】荷物再配達でクロネコがクタクタ 「ヤマト値上げ検討」の背景 もうわがまま運べない!?

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【ニュースの深層】
荷物再配達でクロネコがクタクタ 「ヤマト値上げ検討」の背景 もうわがまま運べない!?

ヤマト運輸の配送スタッフ。同社は27年ぶりの運賃値上げを検討している=東京都中央区(伴龍二撮影) ヤマト運輸の配送スタッフ。同社は27年ぶりの運賃値上げを検討している=東京都中央区(伴龍二撮影)

 消費者は軽い気持ちだろうが、同省は「社会的損失は大きい」と指摘する。検討会の試算は、再配達には年間で約1・8億時間、トラックドライバーの約1割に当たる9万人の労働力が費やされるとする。慢性的な人手不足にあえぐ業界には大きな痛手だ。CO2の排出量も約42万トン増え、環境への負荷も大きい。

 こうしたロスをなくすための方策として、検討会では、受け取り方法のバリエーションを増やすことなどを提言。ユーザーの利便性と作業効率の両方のアップが期待できるため、ここ数年で各社それぞれに工夫を凝らしてきた。

ラインのトーク感覚で日時変更

 ヤマト運輸では、無料の会員制度「クロネコメンバーズ」に登録すれば、配達予定や不在連絡をメールで受け取り、受け取り日時の変更ができる。無料通信アプリLINE(ライン)でも、「日時変更」「明日の夜」などと、チャットのような簡単なやり取りで希望の日時に変更することが可能だ。

 登録会員向けの配達予定、不在連絡のメール通知は佐川急便でも、ラインのトーク活用は日本郵便でもそれぞれに行っている。

 特徴的なのはヤマト運輸の「Myカレンダー」機能。あらかじめ受け取り可能な曜日や時間帯を登録しておけば、荷物ごとに指定をしなくても、自動的に受け取れるタイミングに変更して配達してくれる。

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