産経ニュース

【教えて!goo】顔つきまで変わってしまう!? 口呼吸の弊害と鼻呼吸のメリットとは

ニュース プレミアム

記事詳細

更新

【教えて!goo】
顔つきまで変わってしまう!? 口呼吸の弊害と鼻呼吸のメリットとは

口呼吸の弊害

一方、口呼吸は、鼻呼吸のような除塵、加湿、加温などの調整機能をほとんど持たない。

「口呼吸の場合、直接空気を口から肺に吸入することになるため、空気中にある埃や微細なウイルス、細菌などを直接体内に取り込むことになり、風邪をひきやすくなったり、呼吸器感染症を発症するリスクが高まります。また、唾液が蒸発し口の中が乾燥するため、細菌が繁殖しやすくなり虫歯や歯周病、歯肉炎、口内炎などを生じやすく、口臭も強くなります」(鈴木先生)

恐ろしいことに、口呼吸をしていると、鼻呼吸と真逆の症状が引き起こされることになるのだ。

「口呼吸により体内へ酸素を取り込む量が減少するため、酸欠のような状態になり、睡眠障害や慢性疲労など、さまざまな症状や疾患が引き起こされるリスクがあると考えられています。特に子供は、常に口を開けている状態では、唇の筋肉が弱くなり、歯列(歯並び)の乱れや不正咬合、アデノイド顔貌(がんぼう)などが生じる原因になります」(鈴木先生)

アデノイド顔貌とは、口呼吸により口周りの筋肉が衰え、骨格の歪みから顎が後退し小さくなってしまう顔つきのことである。歯並びや噛み合わせに支障が生じる場合も含め、口呼吸は容姿を変えてしまうほどの威力があるのだ。

「口呼吸を鼻呼吸に変えるのは、鼻での呼吸を意識して行うことから始めましょう。食事中はよく噛む習慣をつけると、口周りの筋肉が鍛えられ口呼吸の予防につながります。また、アレルギー性鼻炎や慢性副鼻腔炎などによる鼻づまりが原因で口呼吸をしている場合は、専門医に相談しましょう」(鈴木先生)

口呼吸の原因はさまざまだが、鼻呼吸の恩恵を受けずにいるのはもったいない。口呼吸かも……と自覚症状のある人は、これを機に原因が何であるか考え、専門医への相談も検討してみては。

なお、「教えて!goo」では、「あなたが気になる体のメカニズムは?」ということで皆さんの意見を募集中だ。

●専門家プロフィール:鈴木 飛鳥

医療法人長岡内科医院院長 医学博士。生活習慣病、消化器疾患の治療を得意分野とする。安心、安全で質の高い医療を提供し、地域医療に貢献することに力を注いでいる。

★関連記事

耳鼻科医に聞いた!泣いた後に鼻がつまる理由

耳鼻咽喉科医が教える、熱いものを食べたときに鼻水が出る理由

いびきをかいている人を起こしてもいい?専門医が解説

食べ物によって顔つきが変わると聞いたのですが

胃カメラに口からと鼻からがありますが何故?

「ニュース」のランキング