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【経済インサイド】マレー半島貫く「一帯一路」中国の野望と「陸の運河」着々と具体化

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【経済インサイド】
マレー半島貫く「一帯一路」中国の野望と「陸の運河」着々と具体化

 中国が取り組む現代版シルクロード経済圏構想「一帯一路」が、東南アジアのマレー半島で具体化している。マレーシア政府と港湾を整備し、半島横断の鉄道で結ぶ計画だ。輸入原油の8割が通過するなど、安全保障上のジレンマとなっているマラッカ海峡を回避して、南シナ海からインド洋へ抜ける独自ルート確立を視野に入れている。

(※3月9日にアップされた記事を再掲載しています)

 鈍色の南シナ海を背に大型クレーン数台が、運び込まれた白い砂の上でうなりを上げていた。マレーシア東海岸のクアンタン港では、全長2キロの新埠頭(ふとう)建設に向けた埋め立て作業が着々と進められ、その8割がすでに完了していた。新埠頭を守る、全長4630メートルの防波堤も7割弱が建設され、海面に浮かぶように姿を示している。

 「重機に加え、作業員も全て中国から持ち込まれている。マレーシアには経験や技術がないから仕方ない」。港湾を運営するクアンタン・ポート・コンソーシアム(KPC)の担当者は、目の前で進む「突貫工事」の裏事情を語った。

 KPCは、中国企業が4割を出資する合弁会社。30億リンギット(約760億円)を投じ、大型船舶も停泊できる水深18メートルの新埠頭を増設中だ。中国との貿易量増加で、同港の年間貨物輸送量は、5年前と比べ4倍の4000万トンとなり、すでに能力の限界に達している。中国と組んで、港の規模を倍増させることを決めた。

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