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【東京五輪異聞】ゴルフ競技場問題を考える 日曜を除き女性がプレーできる霞ケ関CC

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【東京五輪異聞】
ゴルフ競技場問題を考える 日曜を除き女性がプレーできる霞ケ関CC

理事会後、取材に応じる霞ケ関CCの木村希一理事長=2月7日午後、東京都中央区 理事会後、取材に応じる霞ケ関CCの木村希一理事長=2月7日午後、東京都中央区

 2020年東京五輪でゴルフ競技の会場となる霞ケ関カンツリー倶楽部(埼玉県川越市)が今、揺れている。細則で正会員は「男子とする」という文言が、あらゆる差別を禁じた国際オリンピック委員会(IOC)の五輪憲章に抵触するとして問題視されたためだ。しかし、霞ケ関CCには日曜を除いてプレーできる「週日会員」に200以上の女性がおり、「最も女性に開放的なクラブ」(ゴルフ関係者)という評価を受け、実態との乖離に会員の間では戸惑いも垣間見える。海外の伝統クラブが続々と規約を改正して女性会員を認める中、霞ケ関CCの対応に注目が集まるが、拒否となれば、一から会場選定作業をやり直さなければならず、混乱に拍車が掛かるのは間違いない。

(※3月10日にアップされた記事を再掲載しています)

 会場の選定は、日本ゴルフ協会(JGA)など国内主要競技団体と東京都で2012年4月に構成された五輪ゴルフ競技対策本部が行った。国際ゴルフ連盟(IGF)が求めた条件は1日2万5000人以上の観客収容能力、距離300ヤード以上を持つ練習場、コース改修の場合の資金源の報告のほかに、差別の撤廃がある。

 この要件を満たし、選手村から50キロ以内のゴルフ場50コースが候補に挙げられた。10コースに絞られ、最終的に第1候補が霞ケ関CC、第2候補が横浜カントリークラブ(横浜市)に落ち着いた。一部で今も根強くある「若洲ゴルフリンクス」は東京都が申請ファイルに独自判断で記載したもので、検討作業の中でふるい落とされた。僚紙・夕刊フジは、若洲がごみの埋め立て地に造成されて地盤が弱く、年間7~8センチの地盤沈下が進み、条件を満たす改修に相当のコストと時間が掛かるとした。

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