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【矢板明夫のチャイナ監視台】毛沢東時代に先祖返りか 共産党主席復活の組織改革案 習近平氏への権力集中狙いも反対派はどうでる

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【矢板明夫のチャイナ監視台】
毛沢東時代に先祖返りか 共産党主席復活の組織改革案 習近平氏への権力集中狙いも反対派はどうでる

 毛沢東は49年の新中国建国から死去するまで、27年も党主席という地位に座り続けた。毛主席と呼ばれるゆえんだ。軍や政府を掌握した毛は党の規約を超えて絶大な権限を有し、大躍進や文化大革命など中国を混乱させた政治運動を次々と推進した。

 毛死去後の82年の第12回党大会で「個人崇拝を招く」などを理由に党主席ポストが廃止された。以降、中国共産党は集団指導体制に移り、経済、宣伝、規律検査など権限は数人の政治局常務委員に分与され、最高指導者の総書記は、会議を招集するなど議長に近い存在となった。重要事項は多数決で決めることになっており、総書記はほかの最高指導部メンバーと同じく一票しか持たない。

 今回、改革案が作られた背景には、習氏自身が主導した政策が現場で骨抜きにされることなどへの不満があり、党主席に就くことで自らの権威を高めたい思惑があるとみられる。また、現在の政治局常務委員には68歳定年制が導入されており、習氏は2022年の第20回党大会の時に引退することになっている。しかし、党主席になれば、この定年制に従う必要がなくなり、3期目や4期目など長期政権を狙う可能性も出てくる。

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