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【国際情勢分析】
潘基文氏の国連事務総長時代…日本食が大好き 要領良さ垣間見えるゴルフ クリスマスカードの名前は自筆
昨年末まで国連事務総長を務めた潘基文氏(パン・ギムン、72)が先月、次期韓国大統領選への出馬取りやめを表明した。本人としてみれば無念かもしれないが、国民を力強く引っ張るだけの指導力を持ち合わせていないとの評判がもっぱらで、潮時だったはずだ。筆者のニューヨーク赴任時代、国連担当記者として取材した潘氏がらみの話をここで振り返ってみたい。(外信部次長 黒沢潤)
(※3月9日にアップされた記事を再掲載しています)
「韓国レストランに行くと、在米韓国人からとても歓迎されて食事どころでなく、自然と日本レストランに行くことが多くなった」
潘氏と個人的に付き合いのある国連関係者は、潘氏がニューヨーク・マンハッタン35丁目付近にあるコリアタウンの韓国レストランではなく、52丁目にある老舗の日本飲食店「レストラン日本」に顔をよく出していたと打ち明けた。
潘氏は日本を大事にすることで知られ、日本を訪問する際には事前に国連内に日本メディアを呼び、丁寧に記者団の質問に応じたほか、日本の外交官と日頃からゴルフを通じて交流を深めていた。