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【法廷から】大学生の冨田真由さん刺傷 被告に感じた“犯行への満足感” 被害者との関係構築に喜び? 反省の言葉、心に全く響かず

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【法廷から】
大学生の冨田真由さん刺傷 被告に感じた“犯行への満足感” 被害者との関係構築に喜び? 反省の言葉、心に全く響かず

冨田真由さんが岩埼友宏被告に刃物で刺された雑居ビル周辺で、現場検証を行う捜査関係者=平成28年5月21日、東京都小金井市(春名中撮影) 冨田真由さんが岩埼友宏被告に刃物で刺された雑居ビル周辺で、現場検証を行う捜査関係者=平成28年5月21日、東京都小金井市(春名中撮影)

 東京都小金井市で昨年5月、芸能活動をしていた大学生の冨田真由さん(21)をナイフで刺して殺害しようとしたとして、殺人未遂と銃刀法違反の罪に問われた岩埼(いわざき)友宏被告(28)=公判中に岩崎に改姓、記事中は岩埼に統一=に東京地裁立川支部は2月28日、懲役14年6月の実刑判決を言い渡した。岩埼被告は公判で謝罪の言葉を口にしたが、冨田さんや冨田さんを支援した弁護士、検察官、裁判員らは一様に「実際は反省していない」との印象を語った。初公判や被告人質問、判決などを傍聴した記者も同様だ。むしろ自身の犯行への“満足感”すら感じられた。公判中の言動から、岩埼被告の心情を推し量った。(社会部 小野田雄一)

(※3月7日にアップされた記事を再掲載しています)

うすら笑いのような表情浮かべ

 岩埼被告は2月20日の初公判で、冨田さんの「女優や歌手になる夢を傷つけられ悔しい」とする供述調書が読み上げられた際、うすら笑いのような表情を浮かべたり、何かをつぶやくような素振りを見せた。

 22日の被告人質問では「殺すつもりはなかった」「(34カ所以上を刺したことについて)死ぬとは考えていなかった」「犯行当日に持っていたナイフは、冨田さんと話す際に精神的優位に立つためのお守りで、使うために持っていたわけではない」などと明確な殺意や計画性を否認した。

 さらに23日に行われた冨田さんの意見陳述中、衝立で遮蔽された冨田さんが「出所したら今度こそ殺しにくるのではないかと思ってしまう。一生恐怖を感じて生きることになる。死んでしまってほしい」と述べた際には、「じゃあ殺せよ!」「殺すわけないだろ!」と大声を上げた。退廷を命じられ、衝立の近くを通った際には、「殺すわけないだろう?」と冨田さんに語りかけるように話した。

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