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【法廷から】千葉の精神病院暴行死裁判 検察側と元准看護師の弁護側が真っ向対立 監視カメラに残された映像の真偽は…

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【法廷から】
千葉の精神病院暴行死裁判 検察側と元准看護師の弁護側が真っ向対立 監視カメラに残された映像の真偽は…

入院中だった男性患者の上に覆いかぶさるなどしている看護師2人の画像。遺族は、右の看護師に顔を踏まれていると主張する。男性はこの日に首を骨折、後に死亡した=平成24年1月1日午後(遺族提供) 入院中だった男性患者の上に覆いかぶさるなどしている看護師2人の画像。遺族は、右の看護師に顔を踏まれていると主張する。男性はこの日に首を骨折、後に死亡した=平成24年1月1日午後(遺族提供)

 千葉地裁で2月15日に始まった裁判員裁判(高橋康明裁判長)では、男らはいずれも無罪を主張した。その後に行われた被告人質問などで、元日のできごとについて、検察側と弁護側が真っ向対立。一部始終を記録した保護室の監視カメラの映像や証人、両被告の記憶をもとに、当時の状況の詳細な検証が進められた。

 男性は当時、精神障害のために鍵のかかった保護室に入院し、トイレトレーニングなどを受けていた。この日、両被告は別の女性看護師らとともに男性の保護室に入室。男性が自力でできないトイレや食事を済ませ、別の看護師らが退出後、2人であお向けに寝転ぶ男性の足元で男性にズボンをはかせようとしたが、男性がばたつくなどしてうまくいかない。そのとき、男性の足が菅原被告の顔にぶつかった。

 両被告によると、「男性は精神障害で他害行為に及ぶことがあり、落ち着くまで看護師らが体をおさえる抑制をすることがあった」という。このときも田中被告は男性におおいかぶさり、動きを封じようとした。

 すると、菅原被告はその場から男性の頭の方へと歩いていったかと思うと、男性の顔の上を横断。監視カメラの映像には、このとき、菅原被告の足の裏が男性の顔に当たったような様子が残されている。検察側はこれが、故意に男性の顔を踏みつけた姿だと訴えた。

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