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【法廷から】千葉の精神病院暴行死裁判 検察側と元准看護師の弁護側が真っ向対立 監視カメラに残された映像の真偽は…

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【法廷から】
千葉の精神病院暴行死裁判 検察側と元准看護師の弁護側が真っ向対立 監視カメラに残された映像の真偽は…

入院中だった男性患者の上に覆いかぶさるなどしている看護師2人の画像。遺族は、右の看護師に顔を踏まれていると主張する。男性はこの日に首を骨折、後に死亡した=平成24年1月1日午後(遺族提供) 入院中だった男性患者の上に覆いかぶさるなどしている看護師2人の画像。遺族は、右の看護師に顔を踏まれていると主張する。男性はこの日に首を骨折、後に死亡した=平成24年1月1日午後(遺族提供)

 千葉市中央区にある医療法人「石郷岡病院」の精神科に入院していた男性患者が首の骨を折り、別の病院に搬送される事件が起きたのは平成24年1月。男性はその後寝たきりとなり、死亡した。負傷から約5年。当時、男性の看護にあたっていた元准看護師の男2人は傷害致死罪で刑事責任を問われ、2人とも無罪を主張。2月中旬に始まった裁判員裁判では、保護室の監視カメラの映像などをめぐり、検察側と弁護側が激しく主張を戦わせる展開となっている。

 起訴状などによると、事件は24年の1月1日。世間では新年のあいさつや初詣が一段落し、テレビで新春の特別番組が放送されていたであろう午後4時15分ごろに起きたとされる。

 検察側はこの頃、同病院の元准看護師で無職の菅原巧被告(63)=千葉市若葉区=と田中清被告(67)=千葉県市川市=で共謀し、室内で寝ていた男性の顔を菅原被告が数回踏みつけ、田中被告がひざで男性の首を押さえつけて体重をかけるなどの暴行を加えたと指摘。男性は2日後、救急搬送された別の病院で頸髄(けいずい)損傷などが確認された。

 男性はその後、別の病院に搬送され、けがから約2年4カ月後の26年4月28日、両側性肺炎により死亡。検察は、肺炎は両被告の暴行によるけがで男性が四肢がまひし寝たきりの状態となり、低栄養なども伴って引き起こされたものだとし、2人の犯行は傷害致死罪にあたるとして起訴した。

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