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【ニッポンの議論】音楽教室での演奏から著作権料を徴収へ 著作権法どう解釈 「なぜ問題になるのか理解に苦しむ」「著作権の公益性が問われている」

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【ニッポンの議論】
音楽教室での演奏から著作権料を徴収へ 著作権法どう解釈 「なぜ問題になるのか理解に苦しむ」「著作権の公益性が問われている」

「JASRACは当然の権利主張をしている」とする東京大教授でJASRAC外部理事の玉井克哉氏(右)と「著作権の公益性が問われる議論だ」とする 福井健策弁護士(竹中文撮影) 「JASRACは当然の権利主張をしている」とする東京大教授でJASRAC外部理事の玉井克哉氏(右)と「著作権の公益性が問われる議論だ」とする 福井健策弁護士(竹中文撮影)

 --全国に約1万1千カ所の音楽教室があるとされるが、当面は営利目的の大手音楽教室が対象になりそうだ

 「JASRACは当面、大手企業経営の教室に対象を絞る考えだが、影響は恐らくそこにとどまらない。今は論点が矮小(わいしょう)化されているが、著作権法の権利に及ぶ議論なので、理屈上は著作者の許可がなければ音楽教室では教えられないということになるはずだ。将来は、個人運営の教室ばかりか朗読教室や児童劇団など他の団体にも影響が及び得る。この議論を通して、著作権の公益性が問われている」

 ふくい・けんさく 昭和40年、熊本県生まれ。51歳。東京大法学部卒、米コロンビア大修士課程修了。平成5年、弁護士登録。「骨董通り法律事務所」の代表パートナーや日大芸術学部客員教授などを兼任。

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