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【東日本大震災6年】震災直後10億円寄付した台湾人・張栄発氏を忘れてはいけない 「日本人より日本人的だった」実業家が東北に寄せた思いとは

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【東日本大震災6年】
震災直後10億円寄付した台湾人・張栄発氏を忘れてはいけない 「日本人より日本人的だった」実業家が東北に寄せた思いとは

2011年3月17日午後、宮城県名取市の仙台空港。ターミナルには津波で流された自動車や防風林が多数残されていた(鈴木健児撮影)  2011年3月17日午後、宮城県名取市の仙台空港。ターミナルには津波で流された自動車や防風林が多数残されていた(鈴木健児撮影) 

 東日本大震災後の被災地の映像を目にし、涙した台湾人がいた。エバーグリーングループ総裁の張栄発氏(享年八八)。日本統治下の台湾に生まれ、一代で世界有数の海運会社を育てた実業家だ。縁深い仙台が被災し、直後に個人名義で10億円を寄付したことでも知られる。張氏は生涯、日本に思いを寄せ続けたが、昨年死去した際はメディアに大きく取り上げられることもなく、いま改めて偉功をしのぶ声が上がっている。(外信部 塩原永久)

 日本統治期の1927年、台湾北東部に生まれた張氏は、少年時代から海運会社で働く一方、夜間学校に通い苦学して航海士となり、船員生活を送った。会社を設立後、日本で購入した中古貨物船で海運業に乗り出したのは、30代前半のことだった。

 68年、グループ前身の長栄(エバーグリーン)海運を立ち上げ、80年代に国際コンテナ船業務を柱に事業を急拡大。史上初の世界一周航路で名をはせた。89年にはエバー航空を設立して航空事業に参入し、ホテルや金融を抱える巨大グループに成長させた。

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