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【櫻井よしこ 美しき勁き国へ】歴史捏造・歪曲と「血債」 ナチスと同列に置こうとする危険な人脈

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【櫻井よしこ 美しき勁き国へ】
歴史捏造・歪曲と「血債」 ナチスと同列に置こうとする危険な人脈

ジャーナリストの櫻井よしこ氏(酒巻俊介撮影) ジャーナリストの櫻井よしこ氏(酒巻俊介撮影)

 韓国、中国、そして岡まさはる記念館理事長の高實康稔氏、その他少なからぬ日本人は嘘や捏造を指摘されても訂正しない。実態を超えて慰安婦や徴用工問題で日本の責任を追及し、中韓両国と連携する形で、日本をナチス・ドイツと同様の、ホロコーストの国と位置づけようとする動きもある。歴史を歪曲する幅広い人脈が内外に広がっているのである。

 なぜそのような考え方が生まれるのか。疑問を解く鍵のひとつが「血債(けっさい)」という言葉ではないだろうか。

 私はこの聞き慣れない言葉を、弁護士の内田雅敏氏が2001(平成13)年に上梓した『敗戦の年に生まれて ヴェトナム反戦世代の現在』(太田出版)を読んで初めて知った。1974(昭和49)年8月の三菱重工爆破事件で死者8人を出した「東アジア反日武装戦線」の犯人、大道寺将司死刑囚の弁護人でもある氏は、書いている。

 「何故ヴェトナム反戦を契機に大きく拡がった私達の運動にアジアの民衆に対する加害の意識が欠如していたのであろうか。私達がこの欠如に気付くのは(中略)七〇年代に入り『華青闘』(中略)の中で『血債』を突き付けられてからだ」「日本人として最初にこの問題を提起したのは、東アジア反日武装戦線の諸君達であった」と。

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