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【原発最前線】福島第1原発を3年半ぶりに視察し、感じた「前進」と「停滞」

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【原発最前線】
福島第1原発を3年半ぶりに視察し、感じた「前進」と「停滞」

3号機の側面。上部のがれきは撤去されたが、側面には事故の爪痕が残る(代表撮影) 3号機の側面。上部のがれきは撤去されたが、側面には事故の爪痕が残る(代表撮影)

 東京電力福島第1原発に約3年半ぶりに入り現地を視察した。3年間、原発担当を外れていたため、久しぶりの視察となったが、その分、大きな変化を感じることができた。ただ、当時から難しいとされていた原子炉建屋内は手つかずの部分が多く、30~40年ともされる廃炉の難しさを改めて感じた。(社会部 蕎麦谷里志)

内部被曝のリスク減で普段着のまま

 今月6日、日本記者クラブの視察団の一員として福島第1原発に入った。同原発を視察するのは今回で3回目で、1回目は平成24年5月、2回目は25年6月だ。

 最初に感じた変化は視察時の服装だ。過去2回の視察では、白い防護服を着て、全面マスクの着用が義務づけられていたが、今回は普段着のまま視察が許された。マスクも口と鼻だけ覆う、使い捨ての防塵マスクが渡された。

 「放射性物質を含んだダストの値は、原子炉建屋の周辺でも東京の銀座と変わらないレベルです」。案内してくれた東電の岡村祐一原子力・立地本部長代理はそう強調する。

 敷地内の土や草が生えていた場所に、モルタルを吹き付けることで放射性物質が舞い上がることを防ぐとともに、放射線量も下がったのだという。ダストを吸い込む内部被曝(ひばく)のリスクが大幅に減ったことで軽装でも立ち入れる場所が飛躍的に増えたのだ。

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