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【衝撃事件の核心】公安警察vs革マル派 暗闘の果て…ついに議長の本名が割れた

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【衝撃事件の核心】
公安警察vs革マル派 暗闘の果て…ついに議長の本名が割れた

革マル派拠点「解放社」の捜索に入る警視庁と神奈川県警の捜査員=1月17日、東京都新宿区 革マル派拠点「解放社」の捜索に入る警視庁と神奈川県警の捜査員=1月17日、東京都新宿区

 黒田前議長自身も42年以降は集会などに姿を見せず、演説は録音テープで流したり代読されていたりしたとされ、消息は謎に包まれていた。

 後継者となった植田議長も、また同様に消息は伝えられていなかった。公安事件に詳しいジャーナリストは「経歴として九州出身で電気系の労働に従事していたことは判明しているが、議長就任後の後の動きは判然としなかった」と解説する。

 そんな中、「本名」が判明したのだから、関係者が色めき立つのも当然といえた。

かつては警察無線盗聴 「えたいの知れない組織」

 革マル派は、議長の本名判明について「笑止千万の妄言」と警察発表を否定する声明を発表。捜索については「安倍政権の憲法改悪、辺野古新基地建設などの攻撃に一貫して反対してきたわが革マル派に対する政治的弾圧である」とした。

 警視庁と神奈川県警は引き続き17日、革マル派拠点である「解放社」(東京都新宿区)を捜索。今後、資料の解析を進める。植田議長の住民登録先だった神奈川の集合住宅だが、「案の定、本人が住んでいる実態はなかった」(捜査関係者)といい、今後の捜査で謎のベールに包まれた議長に迫れるか焦点だ。

 葛飾区の集合住宅にいた数人のうち一部は、平成10年に警視庁公安部が摘発した「浦安アジト」にもいたとみられる。いまだ根強くメンバーが組織内に残っており、隠然と活動が続いていることをうかがわせる。

 浦安アジトで革マル派は警察無線を常時傍受していたことが確認され、警察当局を震撼(しんかん)させた。捜査関係者は「革マル派は飛翔(ひしょう)弾を発射するなどの派手な動きは少ない一方、盗聴や警察手帳偽造など、他の極左組織とは違うえたいの知れなさがある。実態解明が必要だ」と話している。

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