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【2018大予測】村上春樹さん、今年もノーベル文賞は取らない? 「女性の扱い」問題か

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【2018大予測】
村上春樹さん、今年もノーベル文賞は取らない? 「女性の扱い」問題か

作家の村上春樹さん 作家の村上春樹さん

「カフカ賞」受賞で期待ふくらむ

 そもそも村上さんがノーベル賞の有力候補と目される背景には、現代の日本人作家では群を抜く人気と実績がある。

 村上さんの小説は1980年代から海外に紹介され、現在では主要作品が約60もの言語に翻訳されている。2006年にはチェコの文学賞であるフランツ・カフカ賞を受賞。この賞の受賞者が2年連続でノーベル文学賞に輝いていたことから周囲の期待は一気にふくらんだ。ここ数年は欧米のブックメーカー(賭け屋)で人気上位を維持している。

 知名度と実績は十分なだけに、今後の受賞の可能性を左右するのは、ノーベル文学賞が求める「文学性」との相性といえそうだ。

 ノーベル文学賞は、アルフレッド・ノーベルの遺言によって「理想主義的傾向を持つ最も注目すべき作品を創作した者」に贈るとの理念を掲げる。「理想主義的傾向」という言葉の解釈は一様ではないが、優れた文学性が大前提となるのは論をまたない。

エンタメ性と軽さ、どう評価

 アメリカ文学や国内外の大衆文化に親しんだ村上さんの小説には、伝統的なリアリズムとは一線を画す、都会的な軽妙さがある。また「海辺のカフカ」「1Q84」「騎士団長殺し」といった大長編では、ミステリーやSFの方法論も貪欲に取り込み、読者を豊かで深遠な物語世界へと誘う。

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