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【2018大予測】村上春樹さん、今年もノーベル文賞は取らない? 「女性の扱い」問題か

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【2018大予測】
村上春樹さん、今年もノーベル文賞は取らない? 「女性の扱い」問題か

作家の村上春樹さん 作家の村上春樹さん

 こうした見方が出てくる要因はやはり、日系英国人作家であるカズオ・イシグロさんの受賞だ。

 日本人の両親のもと長崎で生まれたイシグロさんは父親の仕事の関係で5歳のときに渡英し、後に帰化した。日本を舞台に据えているのは、長編デビュー作「遠い山なみの光」と「浮世の画家」だが、他の作品にも繊細な美意識など日本的な感性を読み取る人は少なくない。

 「イシグロは英語で書く英国の作家だけれど、海外の研究者らの間でも『日本文学の一翼を担っている』と認識され、よく日本との関係で論じられる。半ばは“日本の作家”ともいえます」

 そう話すのは、現代の世界文学事情に詳しい東京大学教授の沼野充義さん(ロシア・ポーランド文学)だ。

 「選考する側のノーベル賞委員会は表立って言いませんけれど、過去の受賞者のリストを見ると受賞者の国や地域の配分を考えているな、というのはうかがえますよね。今回のイシグロの受賞でノーベル文学賞における日本のプレゼンス(存在感)が高まった。同じ国や地域から受賞者を出す場合、少しでも間隔を空けるのが普通ではないかと思います」

 実際、116年にも及ぶ賞の歴史で2年連続で同じ国の書き手が選ばれた例はない、という。

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