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【新春・ソウルから 倭人の眼】民主化30年、通貨危機20年「節目の年」に悪夢再来シナリオ どうなる韓国2017

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【新春・ソウルから 倭人の眼】
民主化30年、通貨危機20年「節目の年」に悪夢再来シナリオ どうなる韓国2017

韓国・釜山の日本総領事館前に設置された慰安婦像。昨年12月31日から除幕式前に公開された(名村隆寛撮影) 韓国・釜山の日本総領事館前に設置された慰安婦像。昨年12月31日から除幕式前に公開された(名村隆寛撮影)

 韓国は今年、節目の年を迎えた。1987年の「民主化」から30年。保有外貨が払底し国際通貨基金(IMF)の緊急支援を受けた97年のIMF危機(その後、危機からは脱出)から20年。年の初めを明るくすがすがしい気分でスタートさせたいものだ。しかし、韓国では特に、この経済と民主化された社会がいずれも思わぬ方向に向かっている。(ソウル 名村隆寛)

 新年から景気のいい話ではないのだが、現に韓国の経済専門家、財界、メディアの多くが自国経済の先行きを不安視している。

 韓国経済を牽引(けんいん)してきた輸出の低迷、所得低下、失業率の増加、物価上昇、冷え込む消費、個人負債の増大、格差の拡大…。書き込めばキリがない。世界的な景気の低迷といった外的要因も多いのだが、「韓国経済の基礎体力は地に落ちている」(朝鮮日報)といった悲観論が実に多い。

 こうした中で、真実味を帯びて語られているのが、多くの倒産や大量失業者を出したIMF危機の再来である。

 韓国政府が昨年末に発表した「2017年の経済政策方向」によると、韓国の今年の国内総生産(GDP)成長率は2・6%と予測され、昨年6月の3・0%の見通しから0・4ポイント引き下げられた。2%台の見通しはアジア通貨危機とIMF危機後の1999年以来だ。さらに、見通しが当たれば2015年から3年連続の2%台の低成長となる。現実的には2%の達成さえ困難だとの見方さえ出ている。

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