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【話の肖像画プレミアム】篠山紀信(75)=写真家=いいものには色気がある そのエロチシズムをちゃんととらえたとき 皆さんも「いいね」と 

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【話の肖像画プレミアム】
篠山紀信(75)=写真家=いいものには色気がある そのエロチシズムをちゃんととらえたとき 皆さんも「いいね」と 

篠山紀信さん(春名中撮影) 篠山紀信さん(春名中撮影)

「なぜ写真家になったかって? 話すと3日くらいかかりますよ」

 なぜ写真家になったかって? 話すと3日くらいかかりますよ。

 別に写真少年でもないし、学校の写真部にいたわけでもない。普通に受験勉強して普通の大学に入ろうと思っていたんです。高度成長期だから人並みにいい大学、いい会社に就職して定年までいるのがいい人生だと思っていた。だけど第1志望に落っこちて目が覚めた。このまま浪人して勉強しても面白くないな、と。ちょうど日本大学の写真学科の新聞広告が目について、直感的にひらめいたんですよ。写真を仕事にしようと。

 実家は柏木(現在の東京・北新宿)にある古いお寺なんだけど、次男坊だから何やってもよかった。ちょうど日本の写真業界全体が元気で、写真専門誌も十数誌あったんですよ。日大は立派な大学でね、写真を教えない。第2外国語はドイツ語を取れとか、哲学をやれとか。一番頭にきたのが体育の時間で、跳び箱を跳べという。突き指したらどの指でシャッターを押すんだ、この野郎!と思った。やるなら徹底してやろうと、大学と並行して写真の専門学校に通った。そして専門学校の卒業を機に、広告制作会社のライトパブリシティに入りました。「僕、まだ大学に行っているんですよ」と会社に言っても、「いいからいいから」っていわれた。一応、大学も卒業しましたけどね。

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