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【ロケ地巡りの旅】映画「リリイ・シュシュのすべて」 美しい田園風景と無人駅 栃木・足利市の県(あがた)駅

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【ロケ地巡りの旅】
映画「リリイ・シュシュのすべて」 美しい田園風景と無人駅 栃木・足利市の県(あがた)駅

映画「リリイシュシュのすべて」が撮影された東武鉄道伊勢崎線あがた駅=栃木県足利市県町(斎藤有美撮影) 映画「リリイシュシュのすべて」が撮影された東武鉄道伊勢崎線あがた駅=栃木県足利市県町(斎藤有美撮影)

 東武鉄道伊勢崎線県(あがた)駅は栃木県足利市県町にある島式ホームの無人駅で、利用者は1日平均562人(平成27年度)。昭和3年5月開業で、49年8月に無人駅となった。田園地帯の真ん中にぽつんと駅がたたずんでいる。

 映画「リリイ・シュシュのすべて」はウエブサイト上のBBS(掲示板システム)を利用し、一般閲覧者の書き込みも取り込んで、対話の中から物語を展開させた岩井俊二監督のインターネット小説から生まれた衝撃的な作品。平成13年の公開時、事件や少年法の議論など14歳が注目されていた。作品は地方都市に暮らす14歳の少年少女に焦点を当て、心の闇、焦燥、痛みを鮮烈に描き出している。

 主人公を演じた俳優、市原隼人も映画公開時は14歳。県駅は映画の中で蓮見雄一(市原)と津田詩織(蒼井優)が出会うシーンなど重要な場面で登場する。不良グループのリーダー、星野修介(忍成修吾)は同級生らに万引や援助交際を強要し、蓮見や逆らう者には凄惨(せいさん)ないじめをしていた。津田は星野にある仕事を強要され、仕事場へ行くために電車に乗るところから、監視役を命じられた蓮見たち。県駅は小さくて出入り口が1つ。昼間は電車が来るたび、1人か2人しか乗り降りしない。電車に乗らざるを得ない、監視せざるを得ない、14歳の閉塞感(へいそくかん)をひどく表しているシーンだった。

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